最良の時代
ごくごく単純な認識なんだが、私は1960年代後半から2000年代にかけての40年ほどは日本の歴史上、最良*1の時期だと考えている。
つまり、現行憲法や戦後民主主義、日教組はそれなりの役割を果たし、多くの人間の幸福に貢献したとも言える。まあ、その理屈でいけば一番貢献したのは自由民主党になるだろうし、その功績を認めないわけじゃない。
何が言いたいかというと、現在日本の社会が悪くなっているというのなら、憲法を変え、戦後民主主義を否定するという以前に自由民主党を否定した方が確実じゃないのか。小泉純一郎は(自民党をぶっ壊す)と言って首相に就任したわけで、そういった感覚は持っていたのだろう。*2
しかし、私見だが小泉純一郎が壊したものは自由民主党の中でも最良の時期を支えてきた部分で、本来壊すべき部分は温存どころか純化させて残してしまった。
そして次に来るのが安倍晋三になるのだろう。今までは日本の社会はそうそう悪くなっていなかったと思うが、あまり先行きは明るくないというのが現時点での私の考えである。*3