二六〇万人と三一〇万人
上のエントリを書くために「大東亜戦争全史」*1を読んでいたら人の損害という項目を見つけた。
「今次大戦」という書き方をしているので、日中戦争を含んでいるのかどうか判らないが、服部卓四郎氏が執筆した昭和二八年当時で死亡行方不明として約二六〇万人という数字が出ている。
ちなみに内訳は軍属を含めて陸軍 1,439,101人 海軍419,710人 軍以外の官民で658,595人、合計で2,517,406人となっている。
現在、日本政府の準公認*2の戦没者が三一〇万人になっているからほぼ五〇万人増加した計算になる。服部卓四郎氏が日中戦争の戦没者をカウントしていなかったとか、あるいは後日の調査により不明だった戦没者が判明したと考えるのが常識的*3だろう。
しかし、もしこれが中国や韓国のデータだったとしたら、途端に戦没者を水増ししているとか年々人数が増えているから信用できないとか言い出す人間が出てくるのだろうな。