1+1は・・
最近はそんなでもないが、昔は結構SFを読んでいた。私はアメリカ合衆国政府には反感を持つことが多いのだか、SFに関してはアメリカの小説が一番多く読んでいただろう。
特に好きな作家がアイザック・アシモフ*1だった。というよりも、今でも時々読み返したりする。ファンデーションシリーズ*2、ロボットシリーズ、SFではないが「黒後家蜘蛛の会」といった作品は何度も読み返した。
そういった小説とは別にアシモフは科学エッセイも多く執筆していた。早川書房から出版されている「アシモフの科学エッセイ」シリーズは学生の頃、そればかり読んでいた時期があった。就職して転勤や引越しをしているうちに処分してしまったが、私の物の考え方にかなり影響を与えている。
そのエッセイの中で、確か占星術*3に関する文章で、なぜ人が荒唐無稽な話を信じるのかについて次のように述べていた。
"多くのひとは「1+1は2になる可能性があります」と言われるよりも「1+1は3である、ゆめ疑うことなかれ」と断言される方を好む。"
記憶に頼って書いているのだが、だいたいこのような文章だったと思う。で、なんでこれを思い出したかというと、ここやここを読んでいたから*4。