2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

空襲軍律に対する違和感

空襲軍律その一で、「日本軍の捕虜政策」のドゥーリトル空襲隊の隊員に対して処罰する規則を作るのに軍律を選択し、遡及して罰することが出来るという記載に納得がいかないと書いた。 その疑問を調べるために記載の元となった「軍律法廷」を読んだのだが、違…

南京事件F&Q

南京事件FAQ編集委員の方々、ご苦労様でした。

空襲軍律 その二

東條大臣の下命により、捕獲搭乗員を処罰するための規則が制定されることになったが、その形式として法令ではなく軍律が選ばれた。北氏によれば軍律を採用することは参謀本部が言い出したことのようである。 前回書いたように軍律とは「軍隊指揮者により、軍…

空襲軍律 その一

1942年4月18日、日本本土に初めての空襲があった。指揮官の名を取ってドゥーリトル空襲と呼ばれる空襲である。その爆撃機のうち一機が撃墜され、一機は日本陸軍の支配地*1に不時着し搭乗員八名が日本軍に捕獲された。 その八名の搭乗員の処遇をめぐって軍上…

反面教師

精神的に疲労して、なかなか文章がかけなかった。*1 リハビリも兼ねて常々思っていることを。 私が旧日本軍に対して否定的な評価を下していることは、これまで書いた文章を読めば容易に判ることだと思う。むしろ旧日本軍に対して肯定的な評価をする論者の意…